家政学部 児童学科乳幼児親子グループ「さくらんぼ」のご案内
ようこそ「さくらんぼ」へ
平成19年度より、子育て支援活動の一環として、「乳幼児グループ さくらんぼ」がスタートしました。「さくらんぼ」の主な活動目的は、子どもが自分のペースで新しい場を探索し、好きな遊びを見つけて思い切り楽しめるようにすること、そうしたなかで、身の回りの世界を広げていく体験、友達をはじめとした他者と過ごす体験が得られるように援助することです。合わせて、保護者の方々が、子どもの成長や発達に気付けるきっかけを提供することです。
「さくらんぼ」は、参加時点で2歳未満の子ども?保護者が参加する「さくらんぼプチ」、2歳以上の子ども?保護者が参加する「さくらんぼ幼児A」および「さくらんぼ幼児B」の3グループに分かれて活動しています。活動は、3週間に1回(大学夏季休業時などを除く)、年間10回の開催を基本としております。
「さくらんぼ」は、児童学科の教員と3?4年生の学生たちで運営しています。遊び環境の計画や準備、子どもたちへの援助については、教員の指導のもと、学生が主体となって進めています。「さくらんぼ」は、学生が近隣の親子と関わることを通して、自身の保育実践力?保育観を磨いていく場でもあるのです。
児童学科3年次に履修できる「保育?子育て支援実践演習Ⅰ」、同じく4年次に履修できる「保育?子育て支援実践演習Ⅱ」は、「さくらんぼ」の運営に携わる演習科目です。授業は、さくらんぼの計画、実践、振り返りという3回1セットを基本に構成されています。約1年間を通して継続的に活動を計画し、親子と接するという経験は、ほかの授業では得難いものといえます。さらに、3年次、4年次と継続して上記の授業を履修することで、その学修成果を社会に対し示すことができるデジタル証明書「オープンバッジ」が発行されます。
毎年2月に参加者の募集をしております。募集は、各種広報のほか、こちらのサイトでも行っております。ご興味をお持ちの皆様、是非天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网ください。
-
学生の手作りトンネル。よちよち歩きの乳児がもたれても倒れない強度にするため苦心しました。
大学生の知恵、保育学生の技の結晶です。 -
テーブルをお絵描きコーナーにしました。
-
さまざまな素材を用いた感触遊びは大人気。
-
身近な道具で「音=振動」を味わう。
-
子ども一人一人に豊かで贅沢な遊び時間を。
学生の学び
1.「さくらんぼ」が目指す学生の子ども理解
さくらんぼの特徴は3点あります。
① 毎回、登録した同じ子どもと保護者が集まること
② 実践が3週間に一度であること
③ 保護者も実践の場にいること
この3つの特徴を学生の子ども理解に活かしています。①の毎回同じメンバーに対し保育実践が行えることは、学生にとって子ども理解を積み重ねることができます。メンバーが固定であるために、子ども同士、保護者同士の関係性も積み上げがなされます。②の3週間に一度の保育実践という特徴は、一見、保育実践を学ぶ環境として負の側面にも思えますが、「さくらんぼ」はそこも逆手にとって学生の学びに繋げています。保育は通常毎日行うもので、日々蓄積する子ども理解を子どもの成長に還元する営みですが、実は毎日かかわる人の変化?変容に人間は気づきにくいのです。その点、3週間前の子どもと今日の子どもの変化?変容は100分の保育実践で多くの気づきを得ることができ、1年間を通して一人ひとりのこどもがどのように成長していくかを、非常にわかりやすく追ってみることができます。学生時代の保育の学びとしては、むしろ変化をダイジェストに実感できるともいえるでしょう。③の保護者が同伴していることは、学生を緊張させます。しかし子どもの背後には必ず保護者の存在があり、保護者と分かり合う過程と子ども理解は表裏一体であることを、「さくらんぼ」の学生は自然に体得していきます。
このように、「さくらんぼ」は特定の子どもに対し、主に変化を追うという仕方で子どもの成長理解を積み上げること、保護者の考え方と子どもの成長を対で理解することを目指して、保育実践とその振り返り、次の保育実践の計画を行っています。
2.保護者との関わり
学外の幼稚園や保育所の実習では、保護者と関わる機会がほとんどないのが現状です。本学の強みとして学内に地域の親子が集うプレールームがあり、学外実習とは違う安心感の中で、保護者や親子と触れ合い、子どもの育ちや子育てについて学ぶことができています。最初は緊張していた学生も年間10回、同じ親子と出会うため、回数を重ねるごとに保護者から様々なことを教えてもらったり、安心して話せるようになっています。保護者と出会える良い機会となっています。
※「さくらんぼ」への天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-27 共立女子大学6号館1階
TEL:03-3237-6397(児童学科助手室)
E-mail:sakuranbo@huiyuanzz.com