看護学部学部長あいさつ
一生ものの資格とリーダーシップ
共立大学看護学部は、人口減少、高齢化の進展などの社会問題へ対応できる人材育成を目指して、2019年4月には保健師課程(選択制)を設置し、開設10周年となる2023年には臨床の現場を模擬的に再現して実践力を培うために、看護シミュレーションルームを新設しました。
看護学部では卒業時に獲得できる能力として「客観性?自律性」「課題発見?解決力」「リーダーシップ」の3つを挙げています。カリキュラムでは、これらの能力を4年間で効果的に身につけられるように、幅広く、深く、段階的に学べる工夫をしています。
例えば、「客観性?自律性」を培い満足感を高める学修支援」(少人数制?学習支援システム)「課題発見?解決力」を伸ばす学修支援(problem based learning)、知識と実践をつなぐ学修支援(看護シミュレーションルーム?電子カルテシステム)を提供しています。
また、「リーダーシップ」の育成にも力を入れています。価値観が多様化する現代では、1人の指導力や統率力だけでは、多種多様な人々をまとめチームを動かすことは難しいといわれています。そんな先の予測がしづらい時代だからこそ、他者と協働し、自己をしっかり持ち、自ら行動するリーダーシップが求められています。看護学部では、カリスマ性や人を引っ張る力を持たなくても、チームメンバーをやる気に導ける、そんなしなやかなリーダーシップを育成するためのプログラムを用意しています。
リーダーシップは生まれ持ったものでも、与えられるものでもなく、主体的な取組みの中で育まれるものです。共立女子大学には、「誠実、勤勉、友愛」という文化があります。この土壌で一生もののリーダーシップというスキルを磨いてはいかがでしょうか。
看護学部長 中原るり子