天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网

图片

HOME

学部?短大?大学院/教育

児童学部

学生の卒業論文?卒業制作(学長賞)

児童学部 児童学科学生の卒業論文?卒業制作(学長賞)

優秀な論文と作品を表彰する「学長賞」。家政学部 児童学科からは善方 千尋さんが選出されました。
※所属学部?学科は受賞当時。家政学部 児童学科は2026年4月より児童学部 児童学科に移行しました。

2025年度受賞論文

「スマホ育児」で扱われるコンテンツについて―インタビュー調査から母親の思考を探る―

家政学部 児童学科

善方 千尋さん

善方 千尋さんのコメント

この度は学長賞に選出していただき、大変嬉しく思います。私の研究は、メディアで悪影響についても指摘される「スマホ育児」に対し、なぜ活用されるのかという保護者側の心理背景に着目したものです。学内の乳幼児親子グループ「さくらんぼ」等で、7名の方にインタビューを行い、52ページの論文にまとめました。

研究では、発言を整理し、共通点を見い出す「分析」の工程に最も注力しました。保護者にとって、一人ひとり異なる育児環境や葛藤を抱えており、それらを紐解く作業に苦心しましたが、その過程で「親にゆとりが生まれること」と「子どものスマホ依存や視力低下への親が感じる不安」の間で揺れる保護者の本音を導き出すことができ、毎回たくさんの発見がありました。

ご指導いただいた村上先生、切磋琢磨し合ったゼミのメンバー、調査にご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。春からは学童指導員として、大学での学びと「相手の声に深く耳を傾ける姿勢」を大切に、親子を支えていきたいです。

論文要旨

【動機と目的】「スマホ育児」の悪影響をニュース番組で指摘されていたのを目にしたことがある。他方、実際に小さな両手でスマートフォンを抱える子どもの姿もよく目にする。このような経験から「スマホ育児」に関する母親の意識について興味を持った。本研究は子どものスマートフォン使用に関する母親の意識を明らかにすることを目的とした。
【研究方法】未就学児の母親7名を対象に半構造化面接を行った。インタビューでは対象者に許可を取ったうえで録音し逐語録を作成した。インタビューが難しかった4名には記述式のアンケートを行った。これらのデータを基に考察を進めた。
【結果と考察】子どもを静かにさせたいときや家事で子どもと関われない場面など、母親の都合で子どもにスマートフォンを使用させている場面がある。他方、子どもにせがまれてスマートフォンを使用することもあるようだ。また、現代のようにスマートフォンが普及していてもすべての母親が子どもにスマートフォンを使用させているわけはないことも明らかになった。母親それぞれが異なる育児観を持ち、様々な許容範囲やルールを決め、それに基づいて育児の中で使用している。子どものスマートフォン使用については、メリットとデメリットを意識したうえで、子どもの成長に合わせてルールを決めながら取り入れていく必要があると言えるだろう。

指導教員

村上 康子 教授

推薦理由

本研究は、育児当事者である母親の声に丁寧に耳を傾け、「スマホ育児」をめぐる母親の思いや価値観、そして日々の葛藤を丹念に描き出した点に意義がある。育児の理想と現実の間にある複雑な感情を丁寧にすくい取り、母親たちが置かれた状況や心情の揺れを具体的に可視化したことは、今後の子育て支援の在り方を考える上でも示唆を与える部分がある。
研究方法においても、半構造化面接を中心に質的研究の基本を踏まえつつ、面接が難しい対象者には記述式アンケートを用いるなど、柔軟で誠実なアプローチが取られていた。また、身近な社会的課題を出発点に自ら問いを立て、データ収集?分析を主体的に進め、自身の言葉で考察と結論を導いた姿勢は高く評価できる。さらに、インタビュー場面やゼミでの議論においても、他者の意見を尊重しながら思考を深めようとする姿が印象的であった。こうした協働的な姿勢は、共立リーダーシップを十分に発揮していた証といえるであろう。
以上の点から、本卒業研究はテーマ設定、方法の妥当性、考察の誠実さ、そして研究への主体的な取り組みにおいて優れており、学長賞に推薦するにふさわしい成果であると判断する。

(2026年3月掲載)