
中学生の頃、祖父が入院したことをきっかけに看護師という職種に興味を抱きました。その後、高校生の時に、一日看護体験に参加しました。そこで働く看護師さんは、疾病のことのみならず、その患者さんの性格やこだわりまでをも理解して接する姿を見て、私もそのような看護師になりたいと思いました。本学は実習施設としての附属病院はないものの、だからこそ様々な種別の病院で実習を受けられ、病院それぞれの良さを知ることができるのは魅力のひとつです。
私が印象に残っている授業は「客観的臨床能力試験(OSCE)」です。演習最後の実技試験では、入室から指導看護師への報告までを決められた時間内に収めなければならないので、どうすれば効率的かつ丁寧に問診や体温?血圧測定、聴診等を行うことができるかを学生同士で繰り返し話し合い、練習しました。練習では実践だけでなく、患者役?観察役になったり、実践の様子を動画で撮影してもらったりしたことで、客観的に自分を見ることができました。それまでは学生同士での練習でしたが、OSCEでは実際に模擬患者の方に対する実技試験を行います。緊張しましたが、とてもいい経験になりました。また、先生に声を掛けやすく、たくさんのアドバイスを受けられたことで着実に成長できたと思います。
まずは、課題をひとつひとつ確実にこなすことを意識しています。提出した課題に対して教員からフィードバックされた点については、多くの時間をかけて見直しと修正を行いました。その過程を経ることによって知識が深まり、理解が定着し、考える力を身につけられると思い、取り組んでいます。また、自宅で課題に集中できないときに利用する図書館は2号館にあり、とてもキレイで、静かで、自習するには最適な環境です。参考書を活用しながら、日々課題に取り組んでいます。
1年生から始めた飲食店のアルバイトに力を入れています。今では、後輩に仕事を教える、レジを締めるなど、より責任感を持つように心がけています。お店が混雑した時は忙しくなりますが、高齢のお客様が多いので、話すスピードやトーン等を意識しながら接客しています。学業である課題やレポートに加え、アルバイトのための時間を確保することは、多重課題の連続である看護師の仕事に就いた際、限られた時間をやりくりし、どう使うかへの学びになっています。アルバイトで経験したことのすべてが看護の場面に活きると思います。
将来は病院に勤め、看護師として働きたいです。まだ希望する部署は具体的に決まっていませんが、領域別実習を通して、自分がやりたい看護を見つけたいと思います。これまでの演習で経験した模擬患者役を通して、ほんの一部ですが患者さんの気持ちを知ることができました。学生だからこそできた経験を大切にして、患者さんの内面にある気持ちを読み取り、その患者さんに合った看護を提供できるようになりたいです。
私は本学に入学して良かったと思っています。課題の多さに困惑するときもありますが、先生の多くが授業の中に課題を進めるための時間を設けてくださるので、アルバイトの時間も無理なく確保できています。また、本学は交通のアクセスが良く、授業前や空きコマ、放課後に有楽町や新宿などでランチやショッピングを楽しめるので、充実した毎日を送っています。大学で何を学びたいか、そして将来どのような仕事に就きたいか等、勉強しながら迷っている方もいると思います。そんな方には、少しでも興味を持った大学には見学へ行ってみることをおすすめします。ぜひ本学に入学して、充実したキャンパスライフを満喫してください。
(2024年3月掲載)