文芸学科の2年次で4つの中から選択する専門領域のひとつ「メディア領域」では、映像を情報や社会といった観点から学びます。私は映像の表現の仕方や芸術、作品としての魅力に惹かれていたので「劇芸術専修」で学ぶことを決めました。ふとした時に観たくなる映画のように、私は人の心の拠り所となるような人物になりたいと考え、この専修へ進みました。
様々な授業でグループワークを経験し、コミュニケーション能力が高まったと感じます。ただ一方的に自分の考えを伝えるのではなく、相手の考えや性格に応じて自分の考えを柔軟にしながらその場に応じた発言ができるようになりました。
『舞台美術各論』では舞台装置などについて学び、一冊の台本をもとに作品の世界を想像しながらどのような舞台装置が必要なのかを考え、舞台の模型を制作していきます。模型を制作することに大変さはありますが、台本を読んで感じた世界が模型としてできあがっていく過程にとてもワクワクします。
人の役に立つ仕事よりも人の心を動かし、日常を豊かにできるような職業に就きたいです。
私は自分に知識がないことには消極的でしたが、少しずつ様々なことに対して興味をもって一歩を踏み出すように心がけています。また、多くのインターンに参加し、大学での学びを活かしながらグループワークでも進んで発言するようにしています。
アルバイトで陸上競技のクラブチームでコーチを務めています。「運動会の徒競走で1番になりたい!」という子どもたちには走りの基礎を、「全国大会や関東大会に出場したい!」という子どもたちには本格的な陸上競技の指導を行なっています。子どもたちが目標を達成し、夢を叶えるための手助けともいえるこの仕事に私はとても魅力を感じており、少しでも多くの子どもたちの思いが現実となるように、一緒になって頑張っていきたいです。
学部ごとにそれぞれ色があるように感じる一方、全学に共通して和気あいあいとした雰囲気があります。個人レベルではそれぞれ自分がやりたいことを突き詰めて取り組んでいるように感じます。
2号館図書館のマルチメディアエリアをよく利用します。半個室のようになっていて、空きコマの時間にリラックスしながら映画も鑑賞できますので、お気に入りの場所になっています。
大学では高校で学ばなかった分野をたくさん学ぶことができます。私自身、高校までの勉強はあまり得意ではなく、大学で新たな学問に出会い、興味を持って楽しく学修しています。そして、同じ分野に興味のある友人から学ぶこともたくさんあり、お互いに成長しながらキャンパスライフを楽しんでいます。
(2023年3月掲載)