BOOK MEETS NEXT 2024 三宅香帆さん（文芸評論家）～本を「読む人、売る人、創る人」夜の神保町で世代激突！～開催（学生レポート）

「BOOK MEETS NEXT」は、本が好きな人をこれまで以上にワクワクさせ、一方で、まだまだ本との距離感が遠い人には本との距離感を縮める、魅力的な本との出会いを届ける仕掛けを、出版業界が一丸となって始めたイベントです。
3年目の今回は、東京都心、神保町が舞台です。神保町はたくさんの出版社や書店が集まる、世界最大の「本の街」です。

「本の街」神保町にある共立女子大学では、毎年「神保町を元気にするプロジェクト」として、学生たちがチームで神保町を調査し、空間づくりなどの計画、提案することを行っております。11月14日は、「本の街?神保町」を更に元気にするため、文芸評論家の三宅香帆さんをお迎えし、三宅さんによる「日本人の仕事と読書のあり方」についてのお話しと、共立女子大学を含む「千代田区キャンパスコンソ」構成大学の大学生と三宅さんとのトークセッションの2部構成で、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」、「疲れていても、スマホばかり見てしまう」など、われわれ現代人をめぐる諸問題を紐解いていく熱いトークイベントを開催いたしました。

当日は、「現代社会の諸課題（生活?地域）01」履修学生と、第２部に登壇する千代田区キャンパスコンソ構成大学の学生たちとして、教養教育科目「自己開発」千代田区フィールドワークの学生たちが運営に携わりました。

来場者はQRコードを提示し入場。受付サポートの様子

「現代社会の諸課題（生活?地域）01」履修学生チームによるレポートをお送りします。

三宅香帆さん（文芸評論家）～本を「読む人、売る人、創る人」夜の神保町で世代激突！～開催（学生レポート）

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』（集英社新書）の著者で、文芸評論家の三宅香帆さんをお招きしたトークイベント～本を「読む人、売る人、創る人」夜の神保町で世代激突！～が、11月14日（木）18時より、本学2号館のコミュニケーションギャラリーにて開催されました。

開催概要はコチラ（共立女子大学 HP）

第１部では、三宅さんと『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』担当編集者の吉田隆之介さん（集英社）とのトークセッションが行われました。このなかで、現代の若者は本を長時間読み続けることは難しくても、ゲームやYouTubeなどを見る時間は比較的長く確保できていることから、「著者本人が本に解説やツッコミを入れながら朗読し、その様子をYouTubeにアップして、視聴者がゲーム実況を見るような感覚したら良いのではないか」など、若者が本を気軽に読むことができる方法について、本を創る側の視点も取り入れた新鮮なお話を伺うことができました。

三宅香帆さんと、吉田隆之介さん（集英社）　さまざまなコンテンツにも着目したトークで盛り上がりました

第２部では、千代田区キャンパスコンソの学生５名が加わり、それぞれの本との向き合い方や、どうすれば若者が本屋に足を運びたいと思えるようになるか等の話題について、三宅さんや来場者も交えたトークセッションが行われました。このなかでは、「本の活字を読むことが苦手で、集中力がないため、長時間本を読むことができない」という学生に対して、「本を読むのは筋トレと同じで、いきなり重いものを持ち上げられないように、いきなり長時間読むことは難しい。だから最初はできるだけ自分の興味のある分野で、終わりの見えやすい薄めの本から始めて見ると良いのではないか」と三宅さんがアドバイスされていたのが印象的でした。

千代田区キャンパスコンソ構成大学より、共立女子大学（文芸学部3年、看護学部2年）、専修大学（法学部2年）、法政大学（法学部4年、理工学部3年）の学生が登壇。ファシリテーターは、深津謙一郎教授（本学社会連携センター長）。

司会進行は、天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网教養教育科目「自己開発」千代田区フィールドワークより、文芸学部3年生が担当。

会場の様子

トークセッションの最中は、ウンウン頷いたり、メモを取ったりしながら、三宅さんのお話を聞いている来場者の姿が多く見られました。

三宅香帆さんと、第二部トークセッションに登壇した学生メンバー、司会の学生

学生レポート担当：教養教育科目「現代社会の諸課題（生活?地）01」（深津謙一郎教授）履修学生?

共立女子大学?共立女子短期大学　社会連携センター

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