公開講座 千代田区で知る「源氏物語」 神田一ツ橋キャンパス 9月14日（土）

9月14日、文芸学部 岡田ひろみ教授による公開講座「千代田区で知る『源氏物語』」が開催されました。
本学? 神田一ツ橋キャンパスの対面で行う公開講座は5年ぶりの開催で、当日は約150名が来校され、無事盛会のうちに終了することができました。

 千代田区と『源氏物語』をつなぐ新たな視点

今年の大河ドラマ「光る君へ」では、紫式部を主人公に据えた作品として話題を集めています。これにちなんで、京都や滋賀など、紫式部や『源氏物語』にゆかりのある地で様々なイベントが開催され、物語の舞台に対する関心が高まっています。

そのような中、共立女子大学文芸学部の岡田ひろみ教授による、『源氏物語』と都市?千代田区との関係を探る公開講座が開催されました。

講座の中で岡田教授は千代田区内での『源氏物語』の楽しみ方や、『源氏物語』に親しんだ

千代田区ゆかりの著名人である与謝野晶子や谷崎潤一郎などを紹介されると共に、原文と複数の現代語訳の比較について説明されました。
千代田区と紐づけながら『源氏物語』を考察することにより、千代田区が単なる近代都市ではなく文学や歴史の豊かなつながりを内包する場であること、また『源氏物語』が持つ時代を超えた普遍性について再認識する貴重な機会となりました。