公開講座 研修センター杉並寮

6月8日

家政学部 被服学科 後藤 純子教授による講座で、テーマは「家庭洗濯のしくみと環境への影響」。

今回の講座にお越しいただきました参加者は25名となりました。

講座では、洗濯機の中で繊維に付着した汚れを除去する過程において、水と洗剤（主成分である界面活性剤）と洗濯機（機械力）がそれぞれどのような役割を果たしているのかを学び、落ちにくい汚れを効果的に落とす方法などについての知識を深めることができました。
また、洗濯を行うことで環境問題である海洋プラスチック汚染問題に繋がり、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた衣服を洗濯すると、海洋汚染の原因となることを知ることができました。
講座内容をより詳しく理解するために、研究室で行った実験結果のパネル展示や、実際に使われている洗剤や柔軟剤を紹介していただき、具体的な実験データや製品を通じて、家庭洗濯が環境に与える影響についての理解を深めました。

「洗濯」は日常的に行われる家事の一つですが、洗濯機の中で何が起きているか知ることができ、
家庭におけるより良い洗濯方法と環境問題に与える影響を踏まえ、これからどのように洗濯と向き合っていくべきかを一緒に考える機会となりました。
適切な洗濯方法を選び、環境に優しい選択をすることで、持続可能な未来に貢献できるよう活かしていくことが重要です。