天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网

图片

国際学部

Faculty of International Studies

天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网へ戻る

国際学部ニュース詳細

更新日:2025年08月19日

授業紹介

【国際学部】中村信之専任講師担当「社会開発論」 特別講義レポート

 こんにちは。学生広報委員の和井田凜です。

 今回は、「社会開発論」の授業内で行われた講演の様子をお伝えします。


 2025年7月15日、宇宙ビジネスのスタートアップ企業である株式会社スペースシフト CBO(最高事業責任者)の多田玉青様をお招きし、特別講演が行われました。


 

 講演者である多田玉青様は大学時代、気候変動や環境問題について研究されていました。大学院では、気候変動や環境問題が人々に与える影響を研究するために国際協力の分野に進み、開発コンサルタントとして6年働かれた後、宇宙ビジネスの道に進まれてきました。

 現在は株式会社スペースシフトのCBO(最高事業責任者)として、衛星データを活用した事業開発をされています。



 今回の講演では、開発コンサルタント、および宇宙スタートアップでのキャリアについてお話いただきました。それだけでなく、多田様自身も学ばれてきたというリーダーシップのご経験、これからの生き方のヒントについてもお話していただきました。


 キャリアについてお話を伺う中で、開発コンサルタントとしてのご経験を通じて、テクノロジーを軸にしたビジネスに関心を持たれ、大手企業ではなくスタートアップ企業でご自身の力を試したいという想いに挑戦されているお姿が非常に印象的でした。災害に関することや都市、農業に対して、衛星データを用いて分析されており、宇宙や衛星データの存在が遠いものではないことを学び、今後、社会課題の解決に宇宙の活用が期待されていることを知ることができました。



 また大学時代、ラクロス部の主将を務めた時にリーダーシップが発揮されたと話されていました。前年度に悪い成績でシーズンが終了し、チームの雰囲気も芳しくない中でキャプテンになったと話す多田様。主将としてどのようにすればよいかを考える中で、“当事者意識をメンバーが持てる環境を作る”、“個々のメンバーと密なコミュニケーションを取り、脳内統一をさせる”、“些細な変化に敏感になる”ことを意識したことで、良いチームへと成長することができたと話されていたことが強く印象に残りました。

 リーダーとして周囲を巻き込むためには、まず自分が変わり、嫌われることを恐れず、本質に沿った行動をとることがよいリーダーシップをとるための一歩であると学ぶことができました。



 これからの生き方のヒントとして、“自分の中に多様性を持つ”ことや、私たちを取り巻く情報やデータを「知っている」だけでなく分析し、理解し、活用していくスキルが必要となると仰っていました。またAI時代を生きる中で、認知能力だけでなく感情や意思といった非認知能力、ひいては人間力を育てることが重要であると伝えていただきました。



 今回の講演を通じて、開発コンサルタントというお仕事や宇宙ビジネスがどのように社会の課題と関わっているのかを学ぶことができました。また、リーダーシップを取るうえで重要なことや、周りを巻き込むために自らまず行動することの必要性を学びました。

 リーダーシップを持つことを目標とする本校で、こういったお話を聞くことができたことはとても意味のある時間であり、私自身がこの先どのように行動していくべきか考えるきっかけになりました。「壁にぶつかった時にはどうするか」という学生からの質問に対して、「目標を達成したい、自分は絶対に出来ると根底で思ってることが大切で、そうすれば出来ない言い訳を考えるのではなく、出来る方法を考える」と仰っていたことが心に残り、何事にも挑戦してみようという気持ちになりました。


 貴重なお話を伺うことができ、大変勉強になりました。ありがとうございました。


国際学部学生広報委員会 3年 和井田凜