Faculty of International Studies
更新日:2024年11月15日
展示?講演会
【国際学部】学生広報委員によるマーク?ピーターセン先生講演会レポート
皆さんこんにちは。国際学部学生広報委員の吉田陽咲です。今回は私が参加した講演会についてレポートします。
2024年11月7日、明治大学名誉教授であるマーク?ピーターセン先生が、オンラインにてご登壇され、講演会は多くの学生と教職員が参加しました。
今回の講演者であるピーターセン先生は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身で、英語教育者?文学者?評論家としても知られています。代表著書に『日本人の英語』(岩波新書)シリーズや『心にとどく英語』(岩波新書)などがあり、英語のネイティブスピーカーとしての視点から執筆されたこれらの書籍は、英語学習者にとって大変有益な内容です。これらの書籍は現在、共立女子大学2号館3階の図書館で特集されていますので、ぜひお手に取ってみてください。
今回の講演会の演題は、「言葉の感覚~英語と日本語の間~/Linguistic Sensibilities in English and Japanese」でした。言葉の感覚が日本語と英語では違うため、英語学習をする際、英語の言い回しへの理解に欠けることが多々あることについてお話しされました。
ピーターセン先生が話す言語を英語から日本語に切り替えて話してくださり、和やかな雰囲気のなか講演会が始まりました。
ピーターセン先生が、一般論を表す”you / people” 、冠詞(aとthe )、習慣的行為を表す現在形、完全には翻訳することができない日本語と英語を、映画の一部分を使い、具体的な例を挙げ説明してくださりました。
ピーターセン先生は、『ローマの休日(Roman Holiday)』が、英語学習のために見る映画として、一番のおすすめだとおっしゃっていました。オードリーヘップバーン(アン王女)やグレゴリーペック(新聞記者、ジョー)をはじめとする女優、俳優がセリフをゆっくりと話し、発音がとてもきれいであるためだそうです。
英語だけでなく、日本の映画でも例を挙げてくださり、日本語の感覚にも気づくことが出来ました。日本語の実際のセリフと英語字幕のニュアンスの差に驚かされました。ピーターセン先生がスクリーンに映った際や、終わりの挨拶をしてくださった際に会場内で、「かわいい」という声が上がったのも、日本語の「かわいい」という言葉の感覚に関係するのではないか、と考えることができました。
どの話も大変わかりやすく、興味深かったです。今回の講演会で、外国語を学習するには言葉の感覚を磨くための環境が大切だと気づくことができました。英語と日本語の違いを念頭に置き、日々の英語学習に力を入れたいと思います。日々の勉強を見直す、とても貴重な時間を過ごすことができました。
国際学部学生広報委員 吉田陽咲
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