Faculty of International Studies
更新日:2024年10月30日
研究紹介
【国際学部】専任教員アサダ?サラ准教授共著の研究書が刊行されました
国際学部のアサダ?サラ准教授は、JICA緒方研究所の研究チーム「途上国における海外留学のインパクトに関する実証研究-アセアンの主要大学の教員の海外留学経験をもとに-」の一員として活動してきました。
このたび、JICA緒方研究所が2018年より行ってきた留学インパクト研究の成果が、論文集Impacts of Study Abroad on Higher Education Developmentとしてまとめられ、Springerよりオープン?アクセス出版として刊行されました。この研究では、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジアのトップ大学10校の教員に大規模な質問表調査やインタビュー調査をおこない、そのデータを用いて、大学教員の留学経験がその後の教員の活動(教育?研究?社会貢献?大学運営)や所属大学の国際化などにおよぼすインパクトを明らかにしています。さらに、その分析を通じて、東南アジア地域の多様で変化する留学状況や高等教育の発展?国際化?地域化の姿も浮かび上がりました。
アサダ准教授はJICA緒方研究所のシニア?リサーチ?アドバイザー 萱島信子氏と共同で執筆した第1章 "Introduction: Development of Universities in Southeast Asia and the Impacts of Study Abroad" において、本研究の大規模な国際研究調査デザインと理論のフレームワークの構築に寄与しました。
さらに、第11章 "Unpacking the Study Abroad Experiences of Faculty Members in Vietnam: Connections with Education, Research, and University Management Activities" も、アサダ准教授とJungHyun Ryu (VNU Vietnam Japan University)の共同執筆によるものであり、そこでアサダ准教授は、ベトナムでの現地調査とその後のデータ分析に協力し、海外留学が大学教員の後続の教育、研究、大学活動などに与える影響についての考察を提示しています。
下記のSpringerリンクよりダウンロードが可能ですので、ご関心のある方がおられましたら、是非ご覧いただけますと幸いです。
書名:Impacts of Study Abroad on Higher Education Development―Examining the Experiences of Faculty at Leading Universities in Southeast Asia
出版社:Springer
編者:萱島信子(JICA緒方研究所)、杉村美紀(上智大学)、黒田一雄(早稲田大学)、北村友人(東京大学)
OAリンク:https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-97-0775-1
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