Faculty of International Studies
更新日:2022年12月26日
学生の活動
【国際学部】学生広報委員による先生インタビュー ~阿部先生編~
みなさん、こんにちは。広報委員の信国です。
この度、国際学部の先生方に「20代前半は何をし、何を考えていたのか」インタビューする企画を担当させていただきます。
この企画を発案したきっかけは、私自身就職活動をする中で、将来に対し漠然とした不安を抱き、人生経験豊富な先生方の生き方を参考にしたいと思ったからです。
初回は、阿部圭子先生にインタビューさせていただきました。
私のように将来が不安な方や、人生の選択肢の幅を広げたい方の参考になれば嬉しいです。
Q1,大学生時代は何をしていましたか?専攻分野や力を入れて取り組んでいたことを教えてください。
学部は英文科で言語学、大学院でも言語学、アメリカの大学院では文化人類学を専攻していました。力を入れて取り組んでいたことは、学部の1,2年生ではシェイクスピアの英語劇、3,4年は日米学生会議です。4年生の時には日米学生会議の実行委員も経験しました。
※日米学生会議 日本とアメリカの学生が1か月間共同生活を送りながら、両国をめぐる様々な問題に対し検討する活動。
Q2,将来の夢はありましたか?
父と兄が出版社で働いていたので、私も漠然とマスコミに行くだろうと考えていました。それ以外の職業では全く考えていませんでした。
ただ、外国人の友達をたくさん作り、海外と日本を往復する生活したいという夢はありました。
Q3, 将来の不安や悩みはありましたか?
就職氷河期で、就職先で考えていたマスコミの募集がありませんでした。4年次にマスコミ以外の職種でも就活をしてみましたが、しっくりせず、具体的にやりたい仕事が見つかりませんでした。
Q4, どのような経緯で現在の職業に就いたのですか?
日米学生会議に力を入れていたため、大学での学業にやり残し感がありました。それで筑波大学の大学院への道を進みました。大学院を卒業した後、すぐに結婚をしました。夫の仕事の関係でアメリカに6年半滞在し、その間大学院で修士号を取得しました。また、その期間中は、日本人補習校で教員として働くほか、日本語のTA(授業のアシスタントをする)を任されていました。その後日本に帰国し、英語の非常勤講師を紹介されました。
Q5, 学生時代やっておけばよかったことは何ですか?
学生会議でアメリカに行っただけだったので、もっとアジアや中近東地域に行けばよかったです。
なぜなら、若い時の経験は記憶に残りやすいからです。若い頃に全く違う価値観の国を訪れてワクワクした経験をしておくべきでした。
Q6, 国際学部の生徒たちにメッセージをお願いします。
学生時代に色々な人や色々なもの(映画や本)に出会ってください。また、色々な場所を訪ねることで多様な価値観を実感してほしいです。若いときの感性は重要です。
今回インタビューを通して、阿部先生は日米学生会議に参加するなど、学生時代から海外の人々と交流されていたことが印象的でした。
「若いうちに様々な場所を訪れたり、たくさんの人と出会うべき」というアドバイスを胸に刻んで、色々な経験を積んでいきたいです。