Faculty of International Studies
更新日:2022年12月09日
学生の活動
【国際学部】学生広報委員によるGSE履修生へのインタビュー!~3年生編~
GSEプログラム履修生に学生広報委員がインタビューを行いました!
GSEプログラムに参加している学生は普段の授業でどのようなことをしているのか、もし自分がGSEプログラムに参加したら卒業時にどんな自分になれるだろうか、といったことをイメージできるように、GSEプログラム履修者のリアルな声がうかがえる内容になっています。
このインタビューは学生広報委員の1年生 丸山ひとみさんが企画立案し、実現したものです。今回は3年生の弓削いずみさんにインタビューした様子をお届けします。
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左 丸山さん、右 弓削さん
※撮影時のみマスクを外しています。
~履修理由について~
Q.GSEを履修しようと思った理由は何ですか?
もともと英語を使った授業を受けてみたいと思っていました。私が入学したのはちょうどコロナが始まった年だったので、いつ留学に行けるかわからないし、英語で授業を受けるにはGSEをとるしかないと思って、頑張ってみようと思いました。
~GSEの授業について~
Q.コロナ禍のオンラインの授業ではどういったことをしていましたか?
グループディスカッションがメインでした。zoomで適当にグループに分けられて、話し合いをして、その後全体で発表みたいな。友達もできやすかったです。
Q.グループディスカッションのやりとりは英語でしたか?
最初はやっぱり緊張するし、英語もできないし、日本語が混ざっちゃうこともあったんですけど、先生が「英語で話してね」とおっしゃるので、できるだけ英語で話すように頑張っていました。あと、先生の英語につられて自分の頭も英語に切り替わるので「できるだけ英語を話さないと」と思います。
Q.今まで受けたGSEの授業で、印象に残っている授業は何ですか?
1年生のときに履修した、Topics in Japanese Societyが一番印象的です。
Q.どういったところが印象に残っていますか?
私のときの先生がインド人の方で、初めてインド英語を聞く機会だったんです。あと日本のことを英語で学ぶのがすごく新鮮だったのと、グループワークも多かったので、他の学年の先輩とお話しできたりもして楽しかったです。
Q.どういった内容の授業でしたか?
まずテキストが教科書じゃなくて、一般の本(洋書)でした。毎週先生が予習で読んでくる箇所を指定して、それを読んで授業に出て、授業内で先生が出した課題についてグループで話し合って、出た意見を授業内で発表するという感じでした。だから、正解不正解とかではなくて、「考えて 英語にして 話す」の繰り返しでした。
Q.テーマはどういった感じでしたか?
日本の男女平等とか、過労死(労働問題)についてです。
――1年生の頃に受けた授業の内容をここまで覚えているってすごいですね…
きっとテキストを読んでしっかり予習をしていたからですよね。あと、GSEって大変じゃないですか。
――大変ですよね。
他の授業だと、毎週英語のエッセイを書いたりする授業もあったりするので…
1年生のときは特に、エッセイの書き方もわからないのに、毎週エッセイの課題が出されて、1週間ずっとエッセイのことを考えていました。なので、先生から出された課題をこなすのにとにかく頑張っていましたね。
Q.ずっとエッセイを書き続けたことによって、書くのが上手くなったりしましたか?
書くのが早くなりました。
1年生の基礎ゼミナールという授業で、レポートの書き方を習うと思うんですよ。でも、それは日本語での書き方なので、突然英語エッセイの課題を出されても、「え、どうやって書くの?」みたいな。英文をつくるのにも時間がかかるうえに、エッセイの構成もいまいちよくわかっていない。接続詞もそんなに使いこなせないのになって。だから、量はそんなに多くないはずなのに書くのにめちゃくちゃ時間がかかりました。
でも、毎週書き続けていたら、基本的な英語エッセイの構造も覚えて、あとは文章にするだけっていう感じになっていって。あと、GSEだと普段から英語を使うし、他の授業でも英語を文章化する機会が多いことも理由の1つだと思います。この3年間でエッセイを書くのが早くなったなとは思います。
Q.他に印象に残っている授業はありますか?
今年の前期に履修した、International Business Communication I です。
Q.どういったところが印象に残っていますか?
その授業では、ただ講義を受けるだけではなくて、株価を毎日確認しないといけなくて(笑)
――えぇぇ!
でも先生が、普段の生活では滅多に自分で見ることがないものを、授業を通して自分で確認する機会をつくってくださったので、面白い経験ができました。
Q.株価を確認するのも英語ですか?
株価を確認するのは日本語で大丈夫なんですけど、授業内で先生から説明を受けるときは英語でした。
――株価の変化を自分で理解して説明できるようにといった感じですか?
いや、どちらかというと計算が主でした。プラスマイナスを出せるようにしようみたいな。
――えぇぇすごい…(笑)
すごく実践的な内容ですよね。でもそう考えると、普段の授業では、先生が講義して、学生がそれを聞くといった形の授業が多いと思うんですけど、GSEの授業はグループでもクラスでも学生が話す機会が多いと思います。
~卒業論文の執筆に向けて~
Q.国際専門演習(ゼミ)のGSEクラスではどんなことをしていますか?
私のゼミは先生がすでにある程度計画を立ててくださっていて、4年生から卒論を書き始められるように準備しています。
授業内容は、資料を探す方法を習ったり、自分がどの分野で卒論を書きたいのかを明確にしていく作業をしています。あとは定期的に「literature review」という文献紹介をしていて、自分が読んだ文献について、どんな内容で、どんなところが面白くて、どんなことに生かせるかを考えて、PowerPointで資料をつくってプレゼンをするのがメインだと思います。
Q.文献は日本語と英語どちらですか?
だいたい英語です。英語の文献を読んで、英語でプレゼンしています。
Q.自分が1年生のときは今の自分の姿を想像できていましたか?
全然想像していなかったです。GSEで卒業するかを決めなくてはいけない時にも、英語で卒論を書くことになるので、継続するか迷いました。
Q.それでも英語で卒論を書こうと決意したきっかけはありますか?
ずっとGSE対応の科目をたくさん履修していたのに、辞めちゃうのはもったいないと思ったのは理由の1つです。あとは、英語で卒論を書いてみたかったのと、今までずっと英語でエッセイを書いていたので、逆に日本語のレポートが想像できなくて。確かに英語は日本語よりも表現が難しいし、まだ完全に自分のものになりきっていないから、時間はかかるだろうし、大変だろうけど、でも頑張ってみようかなと思いました。
~GSEの魅力~
Q.GSEを今までやってこられて、英語能力や英語に対する学習意欲に何か変化はありましたか?
英語はずっと好きだったので、学習意欲は以前とそんなに変わらないかもしれないです。成長した面で言えば、ライティングもそうだし、スピーキングは、文法が100%正しいかと言われたらそうじゃないですけど、友達や先生と話すときに自分の状況を英語で話す力はすごく伸びたなと思います。あと、自分の英語が人に伝わることはわかったから、「とりあえず話してみよう。もし伝わらなかったら言い換えればいいや」と思えるようになって、自信がついたなと思います。 「英語を使う意味がある時間」があることはやっぱり大きいと思います。
Q.GSEの魅力は何だと思いますか?
日本にいても半分留学しているみたいな気分になれることだと思います。時間割によっては、一時期はほぼGSEの授業しかないときもありました。他の大学だと、学部によっては強制的に英語で授業を受けないといけなかったりするけど、GSEはやってみて無理だと思ったら途中で辞められるし、留学やそういった学部に入るよりかは気軽に挑戦できるのが魅力だと思います。あとは、日本語の授業よりも「自分で考えて話す」機会が多いのもいいところだと思います。
インタビュー:丸山ひとみ(国際学部1年)
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履修ガイドを広げ、履修当時の様子を思い出しながらお話している姿が印象的でした。
次回は2年生へのインタビューの様子をお届けします。お楽しみに!
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