Faculty of International Studies
更新日:2019年07月22日
【国際学部】リレーエッセイ2019(9)石井久生「バスクを食べ歩く写真エッセイ」
石井久生
調査で撮りためた写真がたくさんあったので,整理がてら写真エッセイを書いてみた。
パエリャはバレンシア料理です。しかしスペイン中どこでも食べます。当然バスクでも。しかもこれは前菜です。この後にメイン料理がでてきます。おなかいっぱい。
グリーンピースサラダ。前菜リストにあったので,どんなものかと注文してみたら,山盛りのグリーンピースでした。グリーンピースといえば日本では料理のわき役ですが,こちらではサラダや煮込みで結構食べます。でもこの量はさすがにねぇ。おなかいっぱい。
アルビアと呼ばれる赤インゲンスープ。バスクでは前菜としてよく食べます。奥に写っているチョリソ,モルシージャ(血詰めソーセージ),ギンディージャ(バスクトウガラシの酢漬け)をスープにつっこんで食べます。赤インゲンがおなかの中で膨れて,1皿食べると満腹になります。でもあくまで前菜なので,メイン料理がこの後に出てきます。おなかいっぱい。
こちらはメイン料理,子羊のロースト。土地柄で羊料理のバリエーションは多いけれど,ローストは表面パリパリ,中はジューシーでお気に入りです。でも骨がついているから,西△先生は食べられないかな。片足1本分なので結構な量です。おなかいっぱい。
こちらもメイン料理,巨大ステーキ。バスクではTxuletonチュレトンと呼びます。焼きたてで煙立ち込める状態のところに岩塩が振りかけられただけで出てきます。熱々ジューシーです。これは3人分です。1人では食べきれないだろうけど,チャレンジしてみたい気もします。胃もたれするだろうなぁ。でも3人で食べても,おなかいっぱい。
こちらもメイン料理,イシビラメのオリーブオイル焼き。バスクは海に面しているので,海岸の街ではサカナをよく食べます。このヒラメ,とにかくでかい。でもあっさりしているので,余裕で食べられます。オリーブオイルとガーリックで香ばしくジューシーな焼き加減です。おなかいっぱい。
バルのピンチョス。現地の研究者がしょっちゅうバルに誘ってくれます。ひとつのバルで1つのピンチョ?1つの飲み物が原則。バルを次々にはしごします。10軒もまわれば,おなかいっぱい。* 写真を撮るときはお店の人に断ることを忘れずに。
おまけ
新大陸に移住したバスク人たちのおかげで,南北アメリカ各地でバスク料理が楽しめます。写真は米国ネヴァダ州の田舎町エルコのバスクレストランで食べた料理。ガーリックステーキだけ注文したのに,てんこ盛りのサイドディッシュが出てきた。これで1人分。当然食べきれず,おなかいっぱい。
こうしておなかいっぱいの調査はまだまだ続くのでした。