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更新日:2018年06月12日

留学体験記「自分のしたいことと向き合って得ることができたたくさんの経験と出会い」

自分のしたいことと向き合って得ることができたたくさんの経験と出会い

S.Y.さん(現3年生)

留学先:トロント大学(カナダ)

留学期間:2017年9月~2018年3月




クルージング時に見ることができたトロントの風景
ケベックでのクリスマス


留学までの準備

 まず私は大学入学時から留学に行きたいと考えていました。しかし、行きたいという気持ちはあったものの、1年生の頃は日本での大学生活も楽しく決断しきれず、2年生になるまで決断を先延ばしにしてしまいました。2年生になり、しっかり自分のやりたいことと向き合おうと思い、4月頃から本格的に留学について考え始めました。結果的に私はカナダのトロント大学に留学することを決めました。留学先にカナダを選択した理由は、多様な英語を学びたかったからです。私は今までオーストラリア出身の先生から学ぶ機会が多く、出身国によって聞き取りやすい英語と聞き取りにくい英語が明確にありました。それでは英語でコミュニケーションが取れる範囲が狭すぎると思い、母国語が英語でない人も含め多くの移民を受け入れており、多くの人種や文化が混在するカナダという国を留学先に選びました。そしてカナダの中でも多民族都市のトロントに注目し、カナダへ留学に行っていた先輩に話を聞いたり、インターネットで調べたりし、トロント大学に行くことを決めました。


留学先での語学授業、とくに印象に残っていること、力を入れたこと

 留学して最初の1か月間のクラスは日本人の割合が高かったということもあり正直、日本語を使う機会が多かったように感じます。しかしわざわざカナダまで来て何をしているのだろうと思い、意識を切り替えて残りの期間はほとんど日本語を使うことはありませんでした。そして帰国前の最後のクラスが私にとって、とても印象に残る時間となりました。そのクラス自体は1ヶ月間という非常に短い期間だったのですが1ヶ月間だけとは思えないくらい皆と打ち解け、帰国が本当に寂しくなるような、私にとって忘れられないクラスとなりました。国籍も文化も違う人々が同じクラスで学びお互いの出身国の文化や言語に興味を持ち、休み時間にはお互いの言語を教えあったりと、とても楽しく学ぶことができていた時間に思えます。帰国後もクラスメイトだった人たちと引き続き連絡を取り合っており英語以外の言語にも興味を持つきっかけとなりました。


授業以外、仲間やホストファミリーなどの思い出

 授業以外にもとても充実した時間を過ごすことができ、放課後にはみんなでクルージングパーティーに行ったりライブを観に行ったりと、都会だからできる遊びも多く、とても楽しかったなと今でも思います。加えてトロントはモントリオールやケベックシティー、ニューヨークなどとも近いため週末に気軽に行くことができ、とても良い立地だと思います。加えて、トロント大学はボランティア活動に力を入れていたため、クラスが違う人達とも関わる機会が多く、たくさんの人と良い友好関係を築きやすい環境であったと思います。

 

 続いて、私のホストファミリーはベトナム系カナディアンでした。そして3歳の女の子がいる家庭で最初は少し心配もあったのですが、とてもフレンドリーな家族で学校終わりにはホストシスターと一緒に公園に行ったり買い物したりと本当の妹のような存在でした。

   



ホストシスターと行ったイルミネーション
ベトナムの文化も知ることができた


留学の成果を帰国後どのように活かしているか、活かしたいか

 私は正直なところ英語を使った職業に就くかはまだわかりませんが、現在英語が必要とされる場所で働いており、海外のお客様と関わる機会も多く留学前はできるだけ逃げてきた海外のお客様とのコミュニケーションも、今では楽しめるようになっており本当に行ってよかったなと思います。しかし、帰国後は英語を使う機会が減ってしまっているので、留学を無駄にしないためにも、英語の勉強は続けていきたいと考えています。

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