更新日:2016年11月11日
研究紹介
【大学院?家政学研究科】学生による研究発表(日本食品免疫学会)
大学院 家政学研究科 食物学専攻のA. T.さんが、日本食品免疫学会で研究発表を行いました。
2016年11月9日に東京大学で開催された日本食品免疫学会2016年度大会において、大学院 家政学研究科食物学専攻1年生のA. T.さん(指導教員:川上 浩 教授)が、『乳酸菌およびβ-グルカンによる腸管免疫調節機能の解析』という研究内容について口頭発表しました。Tさんは本学の食物栄養学科管理栄養士専攻の卒業生です。
発表内容の概略:乳酸菌や多糖類などの食品成分が、ヒトの免疫機能を調節する可能性が示唆されるようになり、世界中でたくさんの研究が進められています。そこで、発酵茶由来の乳酸菌と酵母菌成分であるβ-グルカンを用いて、様々な免疫細胞に及ぼす作用について解析しました。その結果、これら食品成分の免疫調節作用の発現には、免疫機能の中心を担う樹状細胞やT細胞だけでなく、その他の免疫細胞(マクロファージなど)も関与することが明らかとなりました。