更新日:2018年10月10日
授業紹介
【家政学部 児童学科】授業紹介「道徳の指導法」
「人の命を救うために入手困難な薬を盗むことは道徳的に正しいか?」
このように問われたらみなさんはどのように答えるでしょうか。今年度から小学校の道徳は「特別の教科 道徳」として教科化されました。それにともなって、道徳の授業のあり方も、道徳的価値を「教える」道徳から、「考える」道徳、「議論する」道徳へと大きく転換することが求められています。そのため、これからの小学校教員は、子どもたち一人ひとりを深い道徳的思考に導く方法を、教師自ら「考える」ことが重要です。
この授業では、冒頭の問いのような、道徳的な判断が難しいテーマについて学生とともに考え、それをどのように授業に活かしていくかを検討しました。そしてその成果を学習指導案にまとめてプレゼンテーションを行いました。各グループそれぞれ工夫を凝らした指導案を考えていました。なかにはペープサート(紙人形劇)を用いた授業を考えたグループもありました。保育を学んだ本学児童学科の学生ならではの授業を、来年の教育実習で実践して欲しいと願っています。