被服学科では、2024年10月28日(月)?12月1日(日)に本館1階ロビー展示室にて、企画展「染織文化財と共立の歩み。」を開催しています。

この企画展では、家政学部被服学科 被服平面造形研究室の前身である被服研究室において1950年代から行われてきた、染織文化財の修復?復元に関する研究?教育を取り上げています。展示室には、歴代の先生方が携わられた法隆寺の広東平絹幡かんとんへいけんばん (飛鳥～奈良時代)や、能装束である浅葱地五枚笹柳桜模様縫箔あさぎじごまいざさやなぎさくらもようぬいはく (安土桃山～江戸時代初期)、白地蛇篭晒布模様縫箔振袖しろじじゃかごさらしぬのもようぬいはくふりそで (江戸時代)などの学術模造を展示しています。学術模造とは、現存する染織文化財の調査?研究及び修復を行う段階で得た知見を基に、当時の染織技法に類似の技術で製作された復元品のことを指しています。共立女子大学では、この復元品を授業などの教育活動で活用しているため、学術模造と呼んでいます。

この企画展は、(公財)五島美術館(世田谷区)や(株)龍村美術織物(京都市)と進めているリーダーシップGP「古裂がつなぐ人と文化プロジェクト」の一環として開催しています。正倉院や法隆寺などに伝来した裂について研究し、(株)龍村美術織物が復元した裂も展示しておりますので、ぜひご覧ください。

 

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