更新日:2023年09月21日
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染織文化研究室の学外研究旅行(ゼミ合宿)を紹介します。
染織文化研究室(長崎 巌 教授)では、2023年9月3~5日に山梨で学外研究旅行(ゼミ合宿)を行いました。
初日は、八ヶ岳南麓の山梨県北杜市にある清春芸術村を訪れました。芸術振興に尽力してきた吉井長三(1930?2016年)が、日仏相互の芸術紹介や芸術家の国際交流の場として、1980年に清春芸術村を開設しました。清春芸術村には谷口吉生設計の清治白樺美術館やルオー礼拝堂、安藤忠雄設計の光の美術館などがあります。フランスへの関心が高かった吉井の影響もあり、清春芸術村にはフランスに関連した作品などが展示されています。例えば、ジョルジュ?ルオーが作成したステンドグラスや、ピカソの後継者ともいわれパリで活躍したアントニ?クラーベの作品が展示されています。さらに、パリのエッフェル塔に使用されていた螺旋階段も移設されています。
2日目は八ヶ岳で馬とふれあう自然体験を行ったあと、卒業論文の中間発表を行いました。中間発表では4月から行ってきた卒業研究の内容をレジュメにまとめて説明し、質疑応答を行いました。指導教員である長崎巌 教授や研究室の大学院生から、説明した内容について質問や今後の研究の進め方についてアドバイスをいただきました。最終日は河口湖に足を延ばして富士山を望み、さらに、山梨名物のほうとう作りも体験しました。
このように染織文化研究室ではゼミ合宿を通して、卒業論文の指導に留まらない多様な教育を進めています。