Faculty of Nursing
更新日:2025年01月09日
授業紹介
【看護学部】1年生を対象に「ふれあい実習報告会」を開催しました
「ふれあい実習」は、乳児院や老人ホーム、子ども食堂やオレンジカフェなど、医療機関以外での実習を通じ、多様な活動の場に触れることを目的とした実習です。この実習では、共立リーダーシップの基盤にある『自らを恃む(たのむ)』ことを体験できるように、「複数の選択肢から選ぶ」機会を設けています。実習終了後、集大成として実習報告会が行われ、盛況に終えることができました。
「ふれあい実習」は2022年度の入学生から始まった新しい実習科目です。看護学部の実習は、医療機関が中心ですが、この科目は、人々のニーズや看護活動の場の多様化に対応できる基盤形成をめざし、医療機関以外の乳児院や助産院、老人ホームなどでの実習と、家族会や子ども食堂、オレンジカフェなど、住民や当事者の方が主催したり、あるいは参加者となる活動の場での実習を組わ合せて構成しています。
また、運営上の特徴として、学生が自分の希望する実習受け入れ機関を選べる点があげられます。とはいっても、受け入れ数の制約があり、全員が第一希望に配置されるわけではありませんが、「私は何に関心があって、何を選びたいのか」を考えることが、『自らを恃む(たのむ)』という共立リーダーシップの根っこの部分にあたると考え、このようなプロセスを設けています。
写真は2024年12月5日(木)に開催した「ふれあい実習報告会」の様子です。異なる体験をした5~6名が1つのグループとなり、「地域で暮らす人々が健康で幸せな生活を送るには、地域にどのような資源や仕組みが必要で、看護職にはどのような役割が期待されているのか」について話し合い、成果を発表しました。そして投票により優秀発表グループを選出し、ささやかな記念品を贈呈し、盛会のうちに報告会を終了しました。
(老年看護学領域)