Faculty of Nursing
更新日:2023年12月25日
授業紹介
【看護学部】小児看護学 シミュレーション教育を取り入れた授業において現場で働く看護師を講師としてお招きしました
「小児看護学援助演習」では、実際のケアをイメージしやすいようにシミュレーション教育を積極的に行っています。
看護シミュレーションルームで医療現場の状況をリアルに再現し、学生が状況にあった子どもと家族への看護援助を実践し、
理解を深めることができるように、専門性の高い看護師と一緒に授業を行いました。
看護学部の授業では、ICTの利活用、シミュレーション教育の導入等、学生が学び続けられる環境を構築し、看護実践能力の向上を目指した教育に力を入れています。
本年度、看護学部では「シミュレーションルーム」を開設しました。実際の入院環境をイメージできるように、吸引ができる配管などを備えて病室を再現し、心音が聞ける小児、成人、高齢者の高性能シミュレータモデル人形があります。また各ベッドにはモニターが設置されているため、画面を見ながら手技が行えるなど、多様な方法で実技演習ができる環境となっています。
小児看護学領域では、科目「小児看護学援助演習」において、小児看護技術演習の各単元でシミュレーションルームを活用しています。この学修環境を活かし、学生たちは医療現場において不可欠なスキルを、リアルな状況で、かつ、効果的に学ぶことができました。また、教育用電子カルテ上に設定した、実際の症例に近いシナリオもとにデザインした演習内容により、チームワークやコミュニケーションスキルも向上させることができました。
一部の授業では、実習施設の小児救急看護認定看護師を招き、ファシリテーターとしてグループワークの活性化を図りました。実践家による直接の指導を受け、演習をよりリアルに感じることができ、授業を終えた学生からは、「援助の流れのデモンストレーションで『そんな方法もあるんだ』と気づき、実践力を高めたいと思いました」という声が挙がりました。
小児看護学領域では、今後も最新かつ効果的な教育手法を導入し、学生たちが医療の最前線で活躍できる看護師となるよう授業の工夫を行ってまいります。
(小児看護学領域)