Faculty of Nursing
更新日:2022年02月07日
授業紹介
【看護学部】1年生がガウンテクニックを演習で学びました
看護学部1年生は、医療支援技術論Ⅰで、ガウンの着用と脱ぎ方の技術を学びました。
ガウンテクニックは、感染している患者さんから医療者や他の患者さんを守るためと、感染しやすい状態の患者さんを感染源から守るためにガウンを着用します。
1年生は、前期の授業で、サージカルエプロンを使用した個人用防護具(PPE)着脱の技術を修得しています。ガウンテクニックでも衛生的手洗いの後マスクや手袋をつけたり外したりするので、つけ方や外し方、着脱の順番はすでに習った技術を活用します。
演習は、教員によるデモンストレーションを見学後、2人1組になり交代で実施とその技術の観察をします(写真①)。袖のあるガウンの着用は、手首から腕、首から膝、背部までを覆い、首と腰の紐を後ろ手で結びます。紐の蝶結びは実施者には見えないので、学生にとって難しい手技のようです(写真②)。死装束(しにしょうぞく)に用いられる縦結びを作ってしまう学生には、紐を渡して練習するように声をかけています。
ガウンは清潔に着用しますが、脱ぐ時は病原微生物が付着していると想定するので、表側を不潔とみなします。目に見える汚染ではないため、慎重に清潔と不潔の区別することが課題となります。看護師自身の感染や他の患者さんに病原体を運ぶことを防ぐためにも、適切な防護具の使用方法を理解して実施する必要があります。適切なガウンテクニックができるように、教員や観察者の技術確認を受けながら、繰り返し実施しました(写真③)。
(基礎看護学領域)
※新型コロナウィルス感染防止対策として、ガウン装着前から常時マスクを装着しています。