Faculty of Nursing
更新日:2021年11月22日
授業紹介
【看護学部】1年生がバイタルサイン測定の技術を演習で学びました
看護学部1年生は、「ヘルスアセスメント論」という授業の中で、対象の健康状態を把握するために必要なバイタルサイン測定の技術を学びます。
看護学部1年生は、演習を通して、体温、脈拍、血圧、呼吸、などのバイタルサイン測定の技術を修得しました。演習ではそれぞれ看護師役と患者役や観察者となり、視点を変えながら技術を習得していきました。
【第1段階】では、一つひとつのバイタルサイン測定を正確に実施することを目指して、動画や担当教員のデモンストレーションを参考に技術練習をしました。初めに橈骨動脈、上腕動脈を探し出して、脈拍を測定する技術を学び、続いて脈拍と呼吸数を同時に測定する技術を学びました。さらに正確な腋窩体温の測定方法について学び、その後に触診法と聴診法による血圧測定を学びました。なかなか脈がとれなかったり、血圧計の操作がうまくできなかったりして悪戦苦闘しましたが、練習を積むうちに少しずつ正確な測定ができるようになりました(写真①②③④)。
【第2段階】では、患者役の学生対して配慮しながら一連のバイタルサインを測定しました。患者役の学生に悟られないように呼吸数を測定する技術も学びました(写真⑤)。
血圧測定では二人同時に音が聴ける聴診器を使って測定値に差がないかも確かめました(写真⑥)。体験した技術のディスカッションを通して学びを共有し、それぞれ自己の課題を明確にしました。このバイタルサイン測定は12月に技術試験があるので、課題が達成できるようこれから一生懸命練習を行います。
【第1段階】①上腕動脈と橈骨動脈触知の確認 ②学生同士で橈骨動脈を探して脈拍測定
③触診法による血圧測定 ④聴診法による血圧測定
【第2段階】⑤臥床患者の脈拍と呼吸の測定 ⑥学生同士で、同時に血圧測定値を確認