本学では、3年次後期10月から4年次前期7月まで、年度をまたいで全領域の実習を履修します。この7月17日で前期の領域別実習がすべて無事終了しました。今年度は新型コロナ感染症拡大によって臨地?臨床へ出向くことが困難となり、前期の実習はオンラインによる遠隔実習となりました。どの領域も可能な限り臨地?臨床での実習に近い形で、それぞれの実習目標を達成できるように工夫を凝らして、オンラインによる遠隔実習のプログラムを作成しました。

　学生たちからは「臨地に行けないことは大変残念だったがオンラインでの遠隔実習ならではの学びができた。」といった感想を多く聞くことができました。オンラインでの遠隔学習ならではの”時間をかけてじっくり事例の全体像を把握する”、”教員とGoogleMeetで個別に手厚い指導を受ける”など、思考を深めることができました。また学生間でのディスカッションを多く取り入れたことで、「考えたことを自分の言葉で説明するトレーニングになった」、「自分の援助場面を動画撮影して客観的に評価できた」との感想を聞くことができました。

　学生たちには、新型コロナ感染拡大により臨地?臨床での実習はできなかった代わりに違う形での貴重な経験と学びを今後に活かしてほしいと思います。