更新日:2019年05月24日
日本語?日本文学専修
2019年度中古文学会春季大会が本学で開催されました
「中古文学会」は、いわゆる平安文学研究に関する学会の中でも、最も大きく、歴史のある学会です。その学会を5月18日(土)、19日(日)の二日間にわたって、3号館610講義室で行いました。初日は、本学の川久保清学長による開会の挨拶からはじまり、『伊勢物語』をテーマとするシンポジウム、二日目は学会員による研究発表でしたが、両日の延べ数では、800名を超えるほどの多くの方々にご来場いただきました。特に初日には、一般の方も多く参加され、『伊勢物語』に対する関心の大きさを感じることができました。あわせて開催中だった2号館博物館における展示(20日で終了)や本館ロビーの貴重書展示(31日まで)にも、会場校舎の3号館から距離はありましたが、たくさんの方が足をお運びくださり、本学所蔵の品々を鑑賞してくださいました。
開催にあたっては、本学の教員だけでなく、20名をこえる学生や大学院生、修了生などにスタッフを務めてもらいましたが、学生たちはそれぞれの持ち場でそれぞれの役割を全うしてくれました。大会に出席した他大学の先生方からも、「共立女子大学の学生は対応力がありますね」「丁寧な仕事ぶりがすばらしい」と評価は高く、賞賛の言葉を多くいただきました。一方、参加した学生たちも、「発表後の質疑応答がこんなに激しいものだとは思わなかった」「古典文学研究をしている研究者たちがこんなにもいるということに驚いた」など、最先端の研究の場に触れ、多くのことを学んだようです。
スタッフとして働いてくれた学生たちに感謝するとともに、実に充実した学会を開催できたことをここにご報告いたします。
(文芸学部 岡田ひろみ)
写真 左=会場となった3号館正面玄関 / 中央=シンポジウム風景 / 右=研究発表(タイムキーパーは本学学生)