
高校3年生の時、管理栄養士国家試験の受験資格を得られる大学に絞ってオープンキャンパスに参加しました。その中で本学は個別相談がとても手厚く、先生方は受験について親身に相談に乗ってくださり、学生スタッフの方も大学生活について優しく教えてくださいました。この体験を通じて「この大学の雰囲気が一番自分に合っている」と感じたことが、志望校に選んだ理由の一つです。また、少人数制の授業や実習が充実している点や、天下足球网_188比分直播-中国体彩网唯一官网の垣根を越えて友人をつくれる環境も魅力的でした。この大学?学部であれば「管理栄養士になるために4年間頑張れる」と強く感じ、進学を決めました。
栄養学研究室に所属し、「リーダーシップGP※」というプロジェクトの一員として、「高齢者を対象とした音楽?デザートの提供によるストレス緩和と食欲への影響について」をテーマに研究を行っています。脳梗塞などの脳血管疾患を患った時に食欲不振になる理由として、強いストレスによる交感神経の優位化が挙げられます。ストレスを緩和する音楽やデザートを提供することによってその状態を解消できるのではないかと考え、あるリハビリセンターの協力を得て検証に取り組みました。利用者さまに指輪型の自律神経測定器を装着していただき、学生自ら癒される音楽の演奏や手づくりデザートの提供を行ったところ、多くの利用者さまの副交感神経の優位化が確認され、食欲増進の効果が見られました。そして、私はこの活動を通して「周りの人に頼ること」の大切さを学ぶことができました。入学当初は自分がグループ活動のリーダーになると、「リーダーの自分が一番頑張らないといけない」と思い、周りの人に頼ることができませんでした。しかし、人にはそれぞれの強みがあり、各自がそれを発揮できるようにコミュニケーションを取ることが本当のリーダーシップであると実感しました。今ではメンバー全員が「どんな意見を言っても大丈夫」と思える、心理的安全性が保たれた環境を作れるようになったことが、成長できたと感じる点です。
4年次前期の「臨床栄養学実習」です。この実習では、学生数人のグループで一つの疾病を深く調べ、食事療法を考え、それに見合った献立を作成します。考案内容の発表も行い、さらには発表を聞いた学生が実際に調理?喫食し、献立を評価します。献立作成や調理手順の検討、発表資料の作成など全てを学生のみで進めていく必要があり、班員みんなで協力して2カ月間かけて発表準備に取り組みました。現場で活きる知識が磨かれるとともに、チームでのプロジェクト推進力を身につけられる授業です。
東京都の公務員栄養士として働く予定です。学校給食に携わり、長期的な視点に基づいた栄養管理や食育を行いたいと考えています。また保健所において、都民のライフステージに合わせた食生活支援に携わることも目標の一つです。
管理栄養士専攻の友人と一緒に、都内で1日カフェを出店したことです。食品衛生責任者の資格を取得し、菓子製造許可付きキッチンで製造した手作りスイーツを販売しました。大学で学んだ栄養?食品衛生の知識を活かし、学外でも協働力を持って取り組むことができました。
管理栄養士専攻の先生はいつも親身に相談に乗ってくださり、学生がつまずきやすいポイントがあると徹底的にフォローしてくださいます。管理栄養士国家試験の勉強は学生同士で支え合い、「全員合格を目指してみんなで頑張ろう!」という温かい雰囲気があります。
サークルやボランティアの活動を通して、異なる学科の学生ともたくさん交流することができ、自分の居場所が増えました。もともと私は消極的なタイプでしたが、積極性が身につき、さまざまなことに挑戦できるようになりました。「ワンキャンパスの総合大学」である共立女子大学だからこそできた経験だと感じています。
※リーダーシップGood Practiceの略。教職員?学生が各自で検討した課題解決に取り組む過程を通して、リーダーシップの開発を目指す活動
(2025年2月掲載)