Faculty of Nursing
更新日:2022年08月30日
授業紹介
【看護学部】1年生が「日常生活援助論Ⅰ」で移乗?移送の技術を学びました
看護学部1年生は、看護師が安全で安楽な患者さんの移乗および移送するために必要な援助として、『車椅子移乗と移送』、
『ストレッチャーへの移乗』、『杖歩行』を実施しました。
患者さんの移送の援助は、転倒転落の危険を伴うため安全を確保しながら実施する技術です。技術ごとに4つのブースで演習を実施しました。
『車椅子移乗』では、車椅子の構造と、介助を要する患者役がベッドから車椅子に移動、車椅子からベッドに移動後、臥床するまでの援助を、教員によるデモンストレーション見学後に実施しました。【写真1.2】
『車椅子移送』では、看護師役が患者役の乗った車椅子で、段差や坂のある通路、エレベーターや車椅子用トイレに移動する援助を体験しました。【写真3.4】
『ストレッチャーへの移乗』では、ストレッチャーの構造を確認した後3名1組となり、患者役をベッドの左右や頭側にいる看護師役2人でシーツを用いて移動させる援助を実施しました。移動の援助を活用して、ベッドからのストレッチャーへの移動も体験しました。【写真5.6】
『杖歩行』では、杖の長さや持ち手の位置の調整や確認を行った後、松葉杖を使った歩行やT字杖を使った歩行と階段昇降を実施しました。 【写真7.8】
各ブースで、患者役?看護師役を体験します。患者役をすることで、初めて患者さんの気持ちがわかります。演習を通して、安全安楽な技術は、今まで学修したボディメカニクスや体位変換、環境整備の技術が必要であることに気づいたようです。それぞれが次の演習にむけた自己の課題を見出していました。
(基礎看護学)